5月は昔から使っている機材が壊

れまくった日月だった。PCのUSB端子が死に、カメラの自動巻き上げが巻きあがりっぱなしになり、久しぶりに外にだしたレンズ群は黴が生えており、中古で買ったギターの音は高ポジションでの音が狂っており、コントラバスの弦高はとても高く弾きづらくなっており、ステレオの左側から音が出なくなっていた。
先日委託に出したカメラがすべて売れ手元に9万強の金額が残った。その中には自宅から譲り受けたペンタックスの一眼レフとレンズも含まれていた。
昨日、渋谷の中古盤屋でJ・コルトレーンのLPを入手した。実家で高校生の頃、ステレオを揃えたばかりの私に母が何かのきっかけで買ってくれたレコード。何だか皆同じような曲ばかりだねえ、といっていたのを憶えていて、上京時に売り払ってしまった。聴き返してみるとモード手法の曲より、ブルースを様々な解釈でやっている方が耳に残る。高校生の自分にはやはり早すぎたのだ。今、この歳になってようやくコルトレーンが少し好いと思えるようになった。同じく高校の頃、夢中だったライ・クーダーのLPも購入。仙台ヤマハで輸入盤で買ったバップティルユードロップは紫色のジャケットで落ちくぼんだ目のライが斜めに写っている。たしか社会人になる前に手放してしまった。デジタル録音の先駆だが、このLPのギターの音が奇妙でそれで手放してしまったのだろうと思う。今、聴いてみると確かに変だがCMでもつかわれたゴーホームガールなど懐かしく、この頃に聴いた音が自分の体の中に染みついている棲んでいる音なのだろう。
もうこんなLPCD漁り行は止めようと思う。この手のジャンルのレコードを聴いて自分の中の何かが変わったり新しい自分を発見したりすることはもうないと確信した。

音楽

ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード

ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード